ご挨拶

第22回日本訪問リハビリテーション協会学術大会を、2023年5月27日(土)、28日(日)の両日、愛知県名古屋市にて開催させていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。
前回・前々回の学術大会は、新型コロナ感染症の影響をうけ、オンラインのみの開催となりましたが、今大会では感染対策を講じながら現地開催のみでの開催となります。
メインテーマは、「再考:訪問リハビリテーションの価値〜それぞれの専門性と地域で求められる役割の追求〜」です。訪問リハビリテーションは社会参加に最も近い領域であり、「活動と参加」「QOL」を支援する役割があります。しかし、その支援における理学療法士・作業療法士・言語聴覚士それぞれの専門性についての議論は、十分されているとは言えない現状にあります。個別性が高い「活動と参加」や「自立支援」にむけて我々は何ができるのか、今一度言語化する必要があると考えます。また、より「活動と参加」「自立支援」をすすめるうえで、地域包括ケア、地域共生社会などへ向けて、訪問リハビリテーションがどのように地域で役に立てるのかを全国の訪問療法士で語り、認識を共有できる場にしたいと思います。
また、本大会は皆様と共有した訪問リハビリテーションの在り方や役割について広く発信する学会にしたいと考えています。
コロナ感染症の状況が今よりも終息にむかっていると期待しつつ、新緑が彩る愛知で皆様とお会いするのを楽しみにしております。
令和4年10月1日吉日
第22回日本訪問リハビリテーション協会学術大会in愛知
大会長 二井 俊行